スヨン インタビュー
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女優スヨン(29)が、少女時代のイメージを脱ぎ捨て、映画『デッドエンドの思い出』で映画デビューした。
彼女はこの作品を通して、今の時代をともに生きていく女性の悩みを分かち合いたかったと語る。
同作品は、人生に行き詰まっていた時、主人公がある人物と出会い、傷を癒していく物語を描く。日本の有名作家である吉本ばななの同名小説を原作にした作品だ。
スヨンは、恋人テギュ(アン・ボヒョン)に会うために名古屋を訪れた韓国人旅行客、ユミを演じた。ユミは偶然立ち寄ったカフェ「エンドポイント」でオーナーをしている西山(田中俊介)に出会う。
日本では2月に先に公開され、4月4日に韓国公開を控えていたインタビューでは、「実感がない」と語っていた。主役を演じた映画ではあるが、“スヨン主演”と注目されるとは思わなかったからだ。
「私は元々実感が湧かないタイプです。ソロアルバムをリリースする時もそうだったし、主演映画に出演する時もそうでした。“主演映画”、“ソロデビュー”、こういったタイトルで注目されたことに対し、実感が湧きませんでした。やっと最近実感が湧いてきたように感じます。“私が責任を持たなければならない映画であり、プロジェクトだ”と。同時に、恐怖と緊張も感じます」
スヨンは2002年に、韓国ではなく、日本で歌手としてデビューした。その後、2007年からは韓国で少女時代のメンバーとして活動。彼女は女優ではなく、ガールズグループのイメージが強かったため、日本ではまたいつステージに立つのかという言葉をたくさん聞いたと打ち明けた。
「日本では私が演技をする姿を見たことがないので、少女時代のスヨンと考える方々が大半でした。だから、『いつもう一度ステージに立つのか』という質問が多数でした。韓国と日本のうち、より緊張するのは韓国な気がします。日本ではいちいち反応を確認したり、リアルタイムの反応を知れなかったのですが、韓国では試写会に同僚芸能人、記者の方々がたくさん来てくれるので、より実感することができる気がします」
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