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STAR INTERVIEW

イ・ソンギュン インタビュー

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イ・ソンギュン インタビュー

2014年4月16日。国民のトラウマとなるセウォル号事故が発生した。これまでセウォル号を題材とした商業映画はなく、『悪質警察』が初となる。

同映画は、裏金を使い、非理に目をつぶり、犯罪は仕向けるという最悪な悪質警察官が、爆発事件の容疑者として指名手配され、巨大な企業の陰謀に巻き込まれながら繰り広げる物語を描く。

俳優イ・ソンギュンは『悪質警察』を通してイ・ジョンボム監督と17年ぶりに再会した。

2人は韓国芸術総合学校卒業作品以来となる。それだけではなく、イ・ソンギュンはこれまでに見せなかった姿を披露するということで注目を集めている。

「『悪質警察』はキャスティングに難航していました。まわりまわって、僕のところに来たようです。イ・ジョンボム監督は僕にとって肩書きの必要ない、兄です。韓国芸術総合学校の卒業作品を除いては、初の作品でした。なので、なおさら真摯に臨み、手を抜くことなく撮影し、自分についてよく考えたり悩みの多い作品でした。だからこそ、より愛着が湧く作品でもあります」

イ・ソンギュン インタビュー

イ・ソンギュンは『悪質警察』について紆余曲折が多かったと明かした。セウォル号事故を扱うという話を聞いてから、シナリオを読んだと語る。

「セウォル号事故についての直接的な映画でもなく、遺族を中心とした映画でもないと思いました。ですが不安な点がありました。それは、ジャンル映画にセウォル号事故を素材としていたことです。これに遺族の方や観客がどう思うのか、僕も悩みました。シナリオでも多くの議論をし、追加するところは追加して、抜かなくてはいけないところは抜きました」

負担と勇気が同時に必要な作品を選択したイ・ソンギュン。では、彼が『悪質警察』を選択しようと思った大きな理由は何なのだろうか。それは監督と、映画の構成だったという。

「監督と仕事するという点がよかったですね。キャスティングに難航していましたが、15年前にしていた約束を守るために出演しました(笑)。映画の構成とキャラクターの魅力が大きく作用しましたね。大人の感性で見ました。セウォル号事故が登場しますが、全体的に自分の事だけを考えている大人たちについての省察と反省の映画だと思います」
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