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STAR INTERVIEW

チョ・インソン インタビュー

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チョ・インソン インタビュー

チョ・インソンが映画『安市城』の出演を決めたとき、多くの人たちが首をかしげた。その理由は、唐の大軍に立ち向かい、高句麗を守り抜いた安市城城主ヤン・マンチュンと彼が合うのかと怪訝したためだ。

彼は、200億ウォンを超える制作費をかけた作品の、事実上“顔”となる役割を遂げなくてはならなかったわけだが、彼もそのプレッシャーと重み、世間の視線を感じていた。

ロマンス演技で名を上げたチョ・インソンだが、これまで期待とは違う、予想とは違う作品に挑戦して来た。ヤクザとなった『卑劣な街』、高麗時代劇に同性愛まで演じた『霜花店(サンファジョム)運命、その愛』、そして除隊後、ノ・ヒギョン作家のTVドラマを経て、政治と検事の話を描いた『THE KING ザ・キング』でスクリーンに帰ってきた。毎度が冒険の彼。

そんなチョ・インソンに『安市城』公開を控えたある日、インタビューを行った。

―『安市城』に出演されたきっかけは何ですか?

「これを言ってしまっても良いのか分かりませんが、実は二度断ったんです。自分とヤン・マンチュンがマッチするのかと悩んで。アクションも多く、お金もかかっていますし…制作会社NEWから初めて制作された大作です。一緒に死のうと言われているような気がして、僕がなぜやらなくてはいけないのかをキム・グァンシク監督と話しました。

監督が僕の話を聞いて『君じゃなきゃだめなんだ』と言ってくださいました。そこから、僕の話を考慮してヤン・マンチュンのキャラクターも僕に合わせて変えてくださいました。最終的には監督と高句麗という素材にも惹かれましたし、こうだからだめで、こうだからしないとしてしまったら飛車角落ちだと思い、やってみようと思いました」

―キム・グァンシク監督は『私のチンピラな彼氏』で注目を浴びましたが、前作『チラシ:危ない噂(以下『チラシ』)』は興行収入で惨敗しました。『安市城』のような規模の映画を撮影するのだとすれば、監督のこれまでの実績を見て考慮したのではないかと思いますが、いかがでしたか?

「実際にも監督に聞きました。『チラシ』の興行成績がイマイチだったじゃないですかと。でも映画を観たら、興行的にはうまくいかなかった作品ですが、光るものはありました。監督にはお話ししませんでしたが、映画というのは監督の思い通りにできないこともあるのではないかと感じましたね。何せ『私のチンピラな彼氏』が面白かったので、『安市城』にあんなドラマが必要だと思ったんです」
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