ソン・イェジン インタビュー
(全4ページ)
「私、命をかけて演じています」
出演したドラマのタイトル通り、リアルに“キレイなお姉さん”、そして“素敵な女優”のソン・イェジン(36)は、最近終了したドラマ『よくおごってくれる素敵なお姉さん』でユン・ジナ役を演じた。
劇中、ユン・ジナは平凡な30代会社員。会社では社会的な問題にぶつかり、恋愛では家族の反対に悩まされる人物だ。誇張しないキャラクターは、まるで私たち視聴者の姿をそのまま反映したように、痛みを負いながら成長していく。その成長にはやはり、ドラマチックだったりファンタジー的な面がない。少しやきもきさせ、一方では共感できるユン・ジナの中には、キャラクターを理解し、しっかり表現したソン・イェジンの演技力があった。
彼女は、ユン・ジナを演じながら自身も新しい経験をしたと語る。
「ジナという人物は、表現しない部分が多かったです。言葉ではなく、雰囲気とか匂いで見せなくてはいけないところがありました。言葉にすれば簡単なのに、ぐっとこらえなくてはいけない状況が多かったので、私も新しい経験でしたし、多くの事を学びました」
ドラマがファンタジー的ではなく現実的だったこともあり、演じるのも楽ではなかったという。
「視聴者の皆さんがじれったく感じるかもしれないな、と思いました。ですが、私は16話全てを読んで撮影に入りました。少しずつ(視聴者の反応を見て)変わってしまっていたら、違うドラマになっていたと思います。皆さん感情移入してくださっていましたが、人によって感じ方も違いますし、全ての人を満足させることはできないと思います」
(1/4ページ)