俳優イ・ウォングンは、映画『季節の変わり目』を通して初めてクィア（同性愛）映画に触れたことに対し「負担に思うことや、懸念などはありませんでした」と話す。

映画の公開を控え、ソウルの某所でインタビューを行った。

『季節の変わり目』でイ・ウォングンは、行き場を失った青年ヨンジュン役を演じ、スヒョン役のチ・ユンホと恋人としての関係を繰り広げた。「クィアジャンルに対して、負担に思うことや懸念などはありませんでした。映画の中で、ヨンジュンとスヒョンもただ愛する関係です。恋人のように愛する姿を描ければ良いと考えました」と明かした。

「最初は悩みました。彼らが“特別な恋愛”をしていると考えていたからそうだったのだろうと思います。実際はそうではありませんでした。僕の思い込みだったと考え直した後からは、悩むことは無くなり、演じるときも、本物の恋人同士のように自然なスキンシップを取りました。ほっぺに軽いキスをするシーンが一回だけあったのですが、撮影してみたらすごく自然に撮れていたんです」