iKON インタビュー
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アイドルグループiKON(アイコン)は、今回のニューアルバムの発売までに2年を要した。この2年間、待ち望むファンたちの気持ちは大きくなり続け、韓国国内活動から遠ざかっていた彼らも同様に、ファンに対する申し訳なさが大きくなっていた。
iKONは25日、主要オンラインサイトを通して正規2集アルバム『RETURN』を公開し、このアルバムは2015年12月以降、2年1か月ぶりとなった。2年ぶりのカムバックということで、豊かな音楽性を込めた曲を含め全12曲となっている。リーダーのB.I(ビーアイ)が直接作詞、作曲に力を添えた。
ソウルの某カフェにて行ったインタビューでは、まずファンへ対する謝罪から始まった。
B.I「正規アルバムを出すことは、僕らにとって大きな意味があります。これまでアルバムを出すことができずファンの皆さんに申し訳なかったですし、その思いを絶対に音楽で返そうと思っていました。音楽だけでなく写真も増やして、このアルバムをプレゼントのように皆さんにお届けしたかったです」
今回のアルバムは自分たちにとってのターニングポイントだと語るi KON。長い空白期間の終わりということもあるが、これまで韓国国内での活動も遠ざかっていたところに、正規2集という形で帰ってきたということもポイントと思える部分だ。
「今回の活動を通して、新たな気持ちでスタートしようと思っています。iKONだけのカラーを探そうと努力しましたし、YGヤン・ヒョンソク会長の考えと僕たちの考えを踏まえてアルバムを完成させました。
初心を持ち続けることは難しいですし、振り返り続けるものだと思います。僕たちは前に進み続けますが、初心はいつも後ろにあるものですよね。そういった意味でも、『RETURN』というタイトルで常に振り返っていくという意味を込め、今回は韓国活動を久しくできなかったことに対する申し訳なさ、そして感謝をもってファンのみなさんの元へ帰りたいです」
今回のiKONのタイトル曲「LOVE SCENARIO」が、まるでデビュー当時をイメージさせるようだったのはそのためだっただのだろうか。軽快なピアノリフ上に悲しい別れを歌い、特有の哀愁ある歌詞が魅力のナンバー。感情的ながらもかっこよさを感じられるビートがマッチし、「iKONのスタイルを完成させた」と評価を受けている。
ファンたちもiKONの久しぶりの活動再会に応え、“音源チャート1位席巻”というプレゼントを届けた。韓国国内音源チャートはもちろん、海外でもランキング圏内に留まるなど、大きな存在感をあらわす結果となり、メンバーは「10位圏内というだけでもありがたいことなのに、すごく驚きました」と心境を明かした。
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