ソンフン インタビュー
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俳優ソンフンが『兄弟:戻ってきて釜山港(愛)(以下、戻ってきて釜山港)』でスクリーンデビューした。
ソンフン主演の『戻ってきて釜山港』は、釜山最大犯罪組織の遺物不法搬出事件に巻き込まれた双子の兄弟のテジュ、テソンのすれ違いの運命を描いた物語だ。劇中テソン役を演じた彼は、ドラマでの甘い姿は捨て、闇の世界で熾烈に生きる男へと変身を遂げた。韓国公開は1月17日。
今作は、ソンフンにとって映画初主演という部分に意味がある。それと、これまでドラマで見せてきたやわらかいイメージを脱ぎ捨てたこと。しかし、すべてが良い方向に向くわけではない。これは、繰り広げられる様々な素材が、適切な比率で描かれていないため。ファンならば私意を挟んで見るだろうが、普通の観客なら映画を面白く思うには難しい点もある。実際、映画自体に対する酷評も多い状況だ。
このような状況をソンフンはどう思っているのだろうか。
―初の映画主演を任された心境をお聞かせください。
「とても心配、というのが正直な気持ちです。期待されることにも…。映画に対しては観客の皆さんが自由に評価してくださればと思います」
―「とても心配だ」とおっしゃいましたが、どのような部分でそう感じられましたか?
「演技ですね。今も完璧ではないですし、完璧にできない、というのも事実です。小さな短所が見え続けているのも心配の一つで。“映画が果たしてうまくいくのだろうか?”という心配もありますし、映画の中の僕からは短所ばかりが見えてしまうと思います」
―マスコミ試写会で、懇談会の時映画を観られなかったとおっしゃっていましたが、特別な理由があったのでしょうか?
「観れなかったとも、観なかったとも言えます。ドラマ『芙蓉閣の女たち~新妓生伝』が僕の初作品だったのですが、そこから7年経つのに未だにモニターチェックができません。顔がほてってしまって。公開したらそのときに観ようと思います」
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