U-KISSジュン インタビュー
(全6ページ)
「あの子U-KISS(ユーキス)だったの?」
グループU-KISSのJun(20、本名イ・ジュニョン)が今年、最も多く耳にした言葉だ。2014年に遅れてグループに合流した彼は、2009年のヒット曲「I'm Not Easy」のグループの全盛期を共に迎えられなかった。世間の注目から外れていた4年間、人知れず努力していたという彼は今年、いつにも増して忙しく、幸せな時を過ごした。
Junは先月16日に放送終了したtvN水・木ドラマ『付岩洞復讐者たち』でポクジャクラブの末っ子イ・スギョムを演じ、初めての演技だとは思えないほど自然な演技力と純粋な魅力で脚光を浴びた。
本業である音楽活動においても頭角を現した。U-KISSでの活動はできなかったが、KBSアイドル再起動プロジェクト『The Unit』で、アイドルとしての才能を存分に発揮した。現在男性ランキング2位を記録中のJunは、演技と音楽の両方を手に活躍している。
―『付岩洞復讐者たち』で初めての演技が好評でした。
「恐縮です。叩かれるのを覚悟していたのに、それが無駄になるくらい褒めてもらえて本当に嬉しかったです」
―口コミは見ましたか?
「全部見ました。悪口もありましたが、褒めてくれたり応援してくれる方もいて安心しました」
―どんな反応が一番記憶に残っていますか?
「『あの子U-KISSだったの?アイドルだったの?』という言葉が新鮮でしたね。アイドルとしてではなく、違う一面を見てくれたということですし、それが印象深かったです」
―4年間も日の目を見なかったことが、悔しくはなかったですか?
「そういう風に考えたこともありました。一生懸命やったのに成果がでなくて辛かったけど、4年間の努力が報われた気がして…関心を持ってU-KISSを調べてくれる方々もいたりして、本当に嬉しかったです」
―ドラマ出演が決まったきっかけは何でしたか?
「オーディションを勧められました。原作が面白かったので一人で一生懸命練習したのですが、監督が僕の顔を1分間じっと見つめるんです。気に障ったかなと思って、きっちり頑張ろうと思い帰ってきたら、数日後連絡をもらいました。もう一度見たいと言ってくださって…もっと練習して演技を披露したら、『前より一生懸命なのがわかる』と言いながらまた1分間見つめられました。やりすぎたかな、とも思いましたし、僕が下手だから色々考えてるのかな、とか…もう諦めてました。ちょうどトレーニング期間だったので運動に励んでいた頃、突然連絡が来て『一緒にやろう』と言ってくださり、すごく嬉しかったのを覚えています」
(1/6ページ)