チョン・ジユン インタビュー
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ガールズグループ4Minute(フォーミニッツ)出身で、女性ソロ歌手としての新しい一歩を踏み出そうとしている、チョン・ジユン。2009年に4Minuteとして、「Hot Issue」でデビューし、2015年には『UNPRETTY RAP STAR(アンプリティースター)2』(※)に出演。2016年にはグループが解散し、ソロとして活動をスタートさせた。未だ、隠された魅力の多いアーティストである。
※実力派女性ラッパーたちのサバイバル番組。
―“あの歌手の今を知りたい”というサブタイトルを聞いて、どんな気分ですか?
「嬉しいですよ。こういったリラックスできる状況の中で、自分について話してみたかったので。1対1で友達と話すようにお話しすることが好きなんですが、グループの頃は、私が話さなくても誰かが話していました。でも今は一人で、その分、責任感だとか負担は大きいですが、自分の考えを気兼ねなく話せるように思います。失敗しても自分だけのことで済みますし」
―突然、独立されたと聞きました。
「自分自身、どうやって毎日を送っているのか分からなくなるほど忙しく過ごしています。携帯を常にチェックしていなくてはいけませんし、事務所やマネージャーがいないために、自分の仕事も自分で片づけなくてはいけません。それをしながら、作詞などの作業もこなしています。経営者になってしまいました」
―一人ですべてのことをこなすのは、やはりやり切れないこともあるのではないかと思います。PPT(パワーポイント)も直接作るとお聞きしました。
「元々、自分一人で作業はしていました。PPTに関しては、一緒にやってくれる友達もいますし、自分を売り出さなくてはいけないので、作っているんです。仕事を手にすれば、活動を始められるわけですよね。なので、そのために。以前はマネージャーがやってくれていましたが、今は一人なので私がしなくてはいけません。そして音楽作業も並行して、アイディアも出し…今は自分を商品化している段階ですね」
―自身の音楽をやれているのは良いと思いますが、メリット、デメリットはあると思います。その点はいかがですか?
「自分のやりたい音楽をやっていけば、プロデュース能力もつくと思っています。今、自分は成長段階にいると思いますし、後々、さらに大きな仕事ができると信じています。最初は一つのことをやるだけで精一杯ですが、そのうちそれにも慣れてくるでしょう。しかし、一人でやることは簡単ではないことはわかっています。今も100%音楽に力を注げていませんし…。ですが、地道に取り組んできたことが今になって力になっているので、そこは良かったなと思っています」
―有名な大きい事務所にいたことも、為になったのではないですか?
「とても勉強になり、たくさんのことを学ぶことができました。そこにいたからこそ、今自分がこうして一人でやれているのだと思います。足りないところは何なのか、何が問題なのか、どうすればもっと上手くやれるのかについて悩んでも、今までの経験で乗り越えられています。今の私は、素晴らしい経験をしていると思っていますし、以前よりも、今が幸せです。本当に…周りに良い人ばかりいるおかげで、乗り越えていけてるんだと思います」
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