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STAR INTERVIEW

ピョン・ヨハン インタビュー

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ピョン・ヨハン インタビュー

俳優ピョン・ヨハンが帰って来た。今回は、映画『一日』で観客の前に姿を現す。

6月15日から韓国で公開されている『一日』で彼は、私設救急車の運転手、ミンチョルを演じる。ミンチョルは自身が出動した交通事故現場で、被害者となった妻ミギョン(シン・ヘソン)を発見する、という“一日”を繰り返し、また自分と同じく時間に支配されているジュニョン(キム・ミョンミン)と出会い、その“一日”にまつわる秘密を暴いていく。

作中、ピョン・ヨハンが妻を助けるために、殺人をも犯そうとするミンチョルの心情を表現した演技には、目を見張るものがあった。壮絶さを感じさせる彼の演技は、現場で感じられたそのままを表現したと語る。

「7回も妻の死を目の当たりにしたら、おかしくなってくるでしょう。たった一度だとしても辛いことです。大切な人を亡くすことなんて、想像もしたくないですよね。なので、そういったことは考えずに好奇心だけを持って現場に行きました。そして、事故が起きた車両に妻がいるのを見た時、その瞬間現場で感じたそのままの感情を表現しました。人生の光を失った姿、それが僕の役どころだったので死に物狂いで走り回りました。外見だけでなく、内面までお見せしたくて」

こう話す彼の努力は、現場で余すことなく現れた。

「僕の演じる役は、切羽詰った物凄い不安に襲われている状況でした。なので、体の赴くままに動いた感じです。ジュニョンが『時間に支配されていないところで会おう』と言った時は、ミンチョルの『ミギョンだけ助けられればいい。100回、1,000回繰り返されても助け出して見せる』という感情を表現しました。演技中は分からなかったのですが、この時は(触れていた)車体がへこむほど力が入っていたようで、後日手が痛くなりました」

ピョン・ヨハン インタビュー

『一日』でピョン・ヨハンを見ることができたのは、昨年終了したドラマ『六龍が飛ぶ』で共演したキム・ミョンミンのおかげでもあった。

「ミョンミン先輩が聞慶(ムンギョン)で『六龍が飛ぶ』を撮影したとき、この作品への出演を提案してくださいました。僕はその時、先輩の護衛武士の役だったので従うしかなかったです。なぜこの作品をやらないかと声をかけてくださり、僕の答えを待っていてくださったのか後から知りました。正直、現場は大変でしたが、その代わりに得るものはたくさんありました」

キム・ミョンミンと再度共演できたことに感謝し、撮影現場では“キム・ミョンミン効果”を身を持って実感したと語る。

「先輩は僕より1か月前から撮影をされていました。そのおかげで僕が現場に行った時、とても気が楽でした。“キム・ミョンミン効果”で、先輩がそういった状況を作り上げてくださっていたからでしょう。なので、先輩を信じて役も演じきることができました」

自身に与えられた役には忠実なピョン・ヨハン。『一日』には、伝えたいメッセージがあると話す。

「『一日』は、加害者が被害者になり、被害者が加害者になるという内容です。この映画を観ることで、許すこと、そして愛を知ることになると思います。あまり言うとネタばれになりそうですが、僕は愛だと思っています」
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