チェ・ガンヒ インタビュー
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「いい人に出会えれば、今年か来年にでもお嫁に行きたいです。年々、歳を重ねていってるのに未だに甘いラブコメディだけの女優だったら、おかしいじゃないですか、ハハ」
春の終わりに会った女優チェ・ガンヒは、清純そのもの。女優として、避けたいような質問にも笑顔で答えてくれた。
5月25日に放送が終了したKBS水木ドラマ『推理の女王』で、主人公ユ・ソルオク役を熱演したチェ・ガンヒは、一定期間、ドラマの撮影に没頭した。彼女のドラマ復帰は、MBCドラマ『華麗なる誘惑』以降、まる1年ぶりとなった。年齢を重ねるにつれ、演技について深く悩むようになったという彼女は、3年前、自身を苦しめたうつ病についても淡々と語ってくれた。
5月31日、ソウル江南(カンナム)区某所でインタビューに応じてくれた彼女は、少々かすれ声も気になる状態だった。
―体調が優れないようですね?
「十分な程ちゃんと喉を休めたんですけど、ドラマの撮影が終わったことで、教会に通い思いっきり声を出したり、遅くまで起きてたりしたらいつの間にか(笑)。でも休みを満喫したので、すごく幸せです」
『推理の女王』は、人妻探偵ユ・ソルオク(チェ・ガンヒ)とハードボイルド(※)のベテラン刑事ハ・ワンスン(クォン・サンウ)が、パートナーとなり迷宮入りした事件を解決していきながら、巻き起こる物語を描いた推理ドラマだ。
※感情に流されず、肉体的、精神的にも強く、信念を貫き通すタフガイ
―最終回は、これから解決されるであろうというところで終了し、シーズン2を期待させる結末でしたね。
「演技に対する心残りもありますが、過ぎたことですから。素晴らしい俳優さん達と共演でき、更にまた共演できるかもしれないという望みができました。シーズン2については、サンウさんが、私がやると言えばやるとおっしゃったので、一緒に出演しようと思います」
彼女の演じた、ユ・ソルオクは結婚8年目の平凡な主婦だが、優れた推理力で事件の解決の手助けをするキャラクターだ。チェ・ガンヒは今回の役を通し、既存のロマンティックコメディの女性主人公のイメージを捨て、4次元の図々しさと好奇心で“おばさん探偵”へ変身した。
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