クォン・サンウ インタビュー
(全3ページ)
俳優、クォン・サンウが久しぶりにお茶の間に姿を見せた。2014年『誘惑』以降、3年ぶりのドラマ出演。2001年に『神話』で共演したチェ・ガンヒと16年ぶりに再共演し、今回は面白い“推理”を繰り広げる。
KBS2TV『推理の女王』の撮影を終えたクォン・サンウは、肩の荷が下りた様子。俳優クォン・サンウ、夫クォン・サンウ、そして人間クォン・サンウに対し、真摯に語ってくれた。
―『推理の女王』でチェ・ガンヒさんとの共演が話題となりましたね。
「今までの撮影で一番気持ちが楽でした。撮影中、アクションシーンの撮影で、4.5mの高さから飛び降り左の足首を挫くというハプニングがあり、痛みはさほどでもなかったですが、ドラマの進行に影響しないかと不安はありました。幸いにも、何事もなく終えることができたので良かったです」
―まだ初々しさが残る20代から、今では40代となったお2人の仲が夫婦のようだとの声もありましたが?
「今年上半期のドラマには出演する予定ではなかったのですが、シナリオが新鮮だったので、出演することに決めました。シナリオを読み、チェ・ガンヒさんという女優を合わせてみたら、すごくマッチして良かったんです。ガンヒさんと撮影しながら感じたのは、あんなにも本気で挑む女優っていたか?というくらい一生懸命で、演技の相性も良かったです」
―『推理の女王』はストーリーが重すぎないことが特徴でしたね。また、最終回の結末に、シーズン2制作への期待も高まりました。
「大きな事件ではないにしろ、その中に深刻な事件が隠れていて、そこに面白さを加えるドラマでした。身近な普通のおばさんが事件を解決するなど、痛快さもあり、現場ではアドリブも多かったです。監督がモニターを見ながら笑ってくれるので、僕たち演じる側も楽しく演技できました。シーズン2の話は、ドラマが終わる前に僕らだけでも話しました。チェ・ガンヒさんがやると言えば可能だと思います」
『推理の女王』は、主演2人のラブストーリーやロマンスはなかった。どんなものでもラブストーリーにつながっていく韓国ドラマが多い中、ラブストーリーなしという点でも注目された。(もちろん、クォン・サンウがチェ・ガンヒを『おばさん』と呼ぶことだけでもときめいたという意見もあった)
―ドラマに恋愛要素が全くなくて良かったという意見もありましたが?
「今回はそういうのがなかったのでとても気楽でしたが、どうしても女優さんとのキスシーンがあったらちょっと考えます。先に言っておきますと、妻のソン・テヨンがキスシーンを嫌だと言ったわけではありません。でも、妻が少女のような心を持っているのを知っているので、(キスシーンが)あったら気分は良くなかったでしょうね(笑)。僕だって、妻にキスシーンがあったら気分は良くないですし、当然の感情ではないですかね」
(1/3ページ)