ニュース コラム グッズ 来日情報 お問合せ

全コーナー一覧

サイトマップ

▼検索したいコーナーをお選びください。

STAR INTERVIEW

イ・ジフン インタビュー

(全2ページ)
イ・ジフン インタビュー

俳優イ・ジフン(38)が今回演じるのは、安重根だ。先日放送されたKBS水・木ドラマ『オー・マイ・グムビ』で、悪徳な借金取りたて業者チャ・ジス役を演じたイ・ジフン。今回出演するミュージカル『英雄』では、全く別の人物に変身する。

イ・ジフンは『オー・マイ・グムビ』の撮影と『英雄』の練習を並行したが、ドラマとミュージカルの“ギャップ”に苦労したと語る。

「役的には問題なかったのですが、演劇とドラマの演技の“差”が大きくて、行ったり来たりするのが大変でした。演劇の舞台は広いので、発声も大きく演技も大きい。一方ドラマは、編集できるので繊細に、囁いても大丈夫。だからそういう部分を調節するのが難しくて、ドラマの現場では『ちょっとミュージカルっぽくない?』と言われたり、舞台練習にくると『声が小さい』と指摘されたり。経験を積めばやりやすくなると思います。今はまだ探りの段階ですね」

『英雄』は今年で7回目の公演となる人気作。主人公の安重根は、この作品で主演男優賞を受賞したチョン・ソンファのイメージが強く残る役だ。プレッシャーはないかという質問にイ・ジフンは、「馴染んでいる途中です」と笑った。

「チョン・ソンファさんがこの作品で主演男優賞を受賞し、多くの業績を残されました。人々に認められ、一段と成長できるきっかけとなった作品です。観客の僕からみても、あんな風に上手くできるだろうかと不安になるほど素晴らしくて、羨ましくもありました。韓国の公演は主にダブルキャスト以上の形式を取りますが、同じ役でもそれぞれのカラーがあって、同じ演技でも声や感情が違います。キャラクター自体はチョン・ソンファさんの印象が残っているかもしれないけど、役者の持つオリジナルカラーは皆違いますから。僕にとっては一種の“挑戦”ですね。これまで自由奔放で明るいキャラクターが多かったけど、安重根に出会って、独立軍の決意に満ちた姿、信念など、一度も感じたことのない“重み”を感じました。」

イ・ジフン インタビュー

イ・ジフンが昨年『オー・マイ・グムビ』に出演したのも、新たな一面を見せたいという意志があったからだという。イ・ジフンが演じたチャ・ジスは、過去の友人モ・フィチョル(オ・ジホ)の存在で人生が180度変わり、復讐心を燃やすようになった人物。常に明るい役ばかりだったイ・ジフンのイメージチェンジだった。

「ドラマの雰囲気は主に明るく、室長や先生、金持ちの息子などの役を主に務めてきました。暗い内面を持つキャラクターは今回初めてです。『蒋英実(チャン・ヨンシル)』で一緒だった(キム・ヨンジョ)監督が、『蒋英実』の時の雰囲気を出したらどうかと提案してくれました。新しい挑戦をしているときは不安で心配で、悩みもつきものですが、逃げずに正面突破してこそ成長できるのだと確信しています」

『オー・マイ・グムビ』の評価はどうだったのか。イ・ジフンは分からないと言いながらも、役作りに苦労したことを明かした。演出監督とメッセージをやりとりしながら話し合ったという。

「演技は(好評だったかどうかは)分かりません。初めは心配でした。キャラクターをどう設定すればよいのかとか、流れや全体像が見えなかったので、表現の仕方に苦悩しました。他のキャラクターと違って僕の役は内面の演技が重要だったので、視聴者から見ると不自然なんじゃないかって、空回りしてないだろうかって監督に相談したら、『今の君の演技の感じで良いから、気にせず待っていてごらん』と言われました」
(1/2ページ)
≪前へ
次へ≫