コン・ユ インタビュー
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2016年はまさしく、俳優コン・ユ(37)の全盛期だった。
コン・ユは9月5日午前、ソウルサムチョン洞にあるカフェで、映画『密偵』のインタビューに応えた。『密偵』は日本統治下の1920年代を背景に、日本の要人を暗殺しようと目論む「義烈団」と、彼らを追う朝鮮人の日本警察官(※)の物語。コン・ユが演じるのは、義烈団のキム・ウジン団員だ。
※朝鮮総督府警察のこと。朝鮮総督府により朝鮮の警察事務は全て日本軍に委任され、軍事警察が一般警察官を兼ねて朝鮮全土に配置され、治安維持活動にあたった。約半数は朝鮮人が務めていた。
今年初旬、チョン・ドヨンと共演した映画『男と女』でスタートを切った彼は、8月公開の映画『釜山行き』で “1,000万俳優” (観客動員数)に仲間入りした。続いて9月7日公開の映画『密偵』、また下半期には新tvNドラマ『鬼』の出演も控えている。まさに2016年は、コン・ユの年だった。
「アイドルみたいに忙しい毎日を過ごしています。特に今年は3作品も出演したので、見る人からしても同感なんじゃないかなと思います。個人的には、それぞれ違うジャンルで色々な役に挑戦できて嬉しいです。体力的には辛いけど、作品の興行に関わらず活動に専念できるのが一番。僕を長い間応援してくれたファンに、俳優としての責任と義務を果たせた気がして満足です。『頑張ったね』と、自分を褒めてやりたいです(笑)」
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