イ・ソジン インタビュー
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ロマンスの復活なるか。
『茶母』や『恋人』などのドラマに出演し、"心の温かい男性"というイメージを持っていた俳優イ・ソジンだが、ロマンス物であるMBC週末ドラマ『結婚契約』の出演が決まった時、ふと疑問が浮かんだ。バラエティ番組では、全く違った魅力が人気だったからだ。
ケーブルチャンネルtvNバラエティ『花より爺さん』と『三食ごはん』で独自のキャラクターを生み出したイ・ソジンは、ドラマ『結婚契約』に出演する前までは、俳優よりもタレントに近いイメージだった。バラエティ進出後も演技を続けていたが、タレントとしてのイメージはそう簡単に消えなかった。
イ・ソジンは、母親を助けるために一人の女性と計略結婚をするが、ついには本当の恋に落ち、献身的に愛情を注ぐハン・ジフン役を演じた。一般的な"財閥キャラ"に、イ・ソジンのバラエティ番組での魅力を加えたハン・ジフンという人物は、イ・ソジンの演技によって独特に描かれた。
今やバラエティでの"ソジニ"(イ・ソジンの呼び名)より、"ハン・ジフン"の方がしっくりくる。そんな俳優イ・ソジンを、スターニュースがインタビューした。
イ・ソジンは『結婚契約』で、女性ファンを夢中にさせた。『結婚契約』のハン・ジフンと、同時間帯に放送されたKBS2TV水・木ドラマ『太陽の末裔』のユ・シジン(ソン・ジュンギ)は、女性ファンを虜にした2大スターだった。「ユ・シジンよりもイ・ソジン」という言葉にイ・ソジンは、「とんでもない」と恥ずかしがった。
『結婚契約』はイ・ソジンにとって、特別な意味があった。バラエティ番組は勿論、このドラマをきっかけにイ・ソジンの人気は今も健在だということを証明した。ハン・ジフンという役も彼にぴったりだった。何より、イ・ソジンのアイデアがカギだった。
「役の設定を少し修正してもらえるよう、作家に頼みました。最初に台本を読んだ時、キャラが優しすぎて面白みが無かったので、最初は悪だった人間が少しずつ変わっていくように演じた方がいいと思いました。作家が快くOKしてくれたので、感動して出演を決めました。」
イ・ソジンのアイデアはそれだけではない。放送後に爆発的な反響を呼んだ「胸ぐらキス」もまた、彼のアイデアだった。ハン・ジフンはカン・ヘス(ユイ)の胸ぐらを掴んだままキスするシーンで、強烈な印象を残した。彼は普段から、ユイの胸ぐらを掴んでふざけていたという。
「何度かユイの胸ぐらを掴んだことがありました。仲が良いし可愛いから。キスシーンが多いので何か違いを出そうと思った時、普段からよくしている仕草をそのままやってみたんです。ユイは幼くて可愛いから、撮影現場で会ったらいつも胸ぐらを掴んでふざけています。ユイも上手く応じてくれました。」
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