ニュース コラム グッズ 来日情報 お問合せ

全コーナー一覧

サイトマップ

▼検索したいコーナーをお選びください。

STAR INTERVIEW

ユ・アイン インタビュー

(全4ページ)
ユ・アイン インタビュー

俳優ユ・アイン(30)は昨年、俳優人生の全盛期を迎えた。映画『ベテラン』、『王の運命』のヒットを皮切りに、彼の人気は今もなお上昇中だ。目まぐるしい活躍を見せてきたユ・アインの演技力は、SBS月・火ドラマ『六龍が飛ぶ』で頂点に達した。

3月22日に終了した『六龍が飛ぶ』で彼は、李氏朝鮮の第3代国王、太宗イ・バンウォン役を務めた。イ・バンウォンは、演じるのが非常に難しい人物だ。実在した歴史上の人物である上、既にユ・ドングン、キム・ヨンチョル、ペク・ユンシクなどの大物俳優たちによってイメージが確立されているからだ。ユ・アインの演技が従来のイ・バンウォンと比較されるのはやむを得なかった。しかし彼は、独自の"イ・バンウォン"を作り上げ、新たなイ・バンウォンが誕生した。

「イ・バンウォンという人物は、『龍の涙』に出演したユ・ドングン先輩の姿が印象に残っていて、先入観かもしれないけど、"強靭"で、"冷血な軍人"、"世宗大王の父親"というイメージです。僕自身にも彼と似たようなイメージがあるので、興味を持ちました。多くの視聴者が認識しているイ・バンウォンのイメージと、政治家としてのイ・バンウォンのイメージを同時に表現できると考えました。特定の人物の内面を表すことが"美化"につながるとは思いません。(「イ・バンウォン美化疑惑(※)」報道について)十分承知していたので、コメントしたかったんです。美化しているのではなく、どういった背景があってその選択に至ったのかを、『六龍が飛ぶ』でイ・バンウォンを演じるユ・アインの視点から見つめれば良いんじゃないかと考えました。その部分では満足しています。」

※『六龍が飛ぶ』の放送中、「師匠と弟を殺したイ・バンウォンを美化して描きすぎではないか」、「史実と違うのではないか」という内容の報道がされて話題になった。

ユ・アインの演じたイ・バンウォンは、従来の"強靭"なイメージとは違っていた。だからと言って、『六龍が飛ぶ』のイ・バンウォンが弱かったわけでもない。チョン・モンジュ(キム・イソン)、チョン・ドジョン(キム・ミョンミン)だけでなく、弟のイ・バンソクを殺すほど冷酷な人間だった。そこでユ・アインは、殺戮を繰り返す中で徐々に精神が追いやられていくイ・バンウォンを描写した。美化騒動に巻き込まれた原因は、ユ・アインが解釈したイ・バンウォンに多くの視聴者が共感したからかもしれない。

「わざと変えようとはせず、違う視点から見つめようとしました。見方を変えたりして、僕も最善を尽くそうと努力しました。"強靭"で"冷血な軍人"の中にある別の弱さを見つけようとしたんです。強さか弱さの片方しか持っていない人間なんていませんから。月にも暗い部分があるように、イ・バンウォンにも弱さがあるはずだと思いました。だから、イ・バンウォンの波乱万丈な青年時代にフォーカスしたシーンがあります。チョン・ドジョンを慕っていたけれど、信念の揺らぎと共に彼を疑いはじめる…イ・バンウォンの弱い姿を表現しようとしました。」
(1/4ページ)
≪前へ
次へ≫