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STAR INTERVIEW

カン・ドンウォン インタビュー

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カン・ドンウォン インタビュー

軽くて愉快。映画『検事外伝』のカン・ドンウォンがそうだ。『検事外伝』は、濡れ衣を着せられて刑務所に入った検事が、イケメン詐欺師を利用して復讐を企てる犯罪コメディーだ。検事をファン・ジョンミン、詐欺師はカン・ドンウォンが演じる。悪い奴を使ってもっと悪い奴を捕まえる、というシナリオだが、カン・ドンウォンが演じる"ちょっと悪い奴"ハン・チウォンは、どうにも憎めないキャラクターだ。台本通りに演じたと彼は言うが、カン・ドンウォンだからこそ演じきれた、という感は否めない。ファン・ジョンミンと"人気俳優"同士の共演で話題を呼んだ『検事外伝』、カン・ドンウォンはファン・ジョンミンが敷いた土台の上で、軽やかに飛び回る。今までにない姿だ。

32歳の前科9犯で刑務所に入ったハン・チウォンという人物は、口を開けば大半は嘘、詐欺そのものだ。地面に落ちた金を拾わない理由がどこにある、と自分なりの信念を持つ詐欺師。彼は女性を見るたびにウインクし、おばさんとはクラブダンスを踊り、中学生レベルの英語を駆使しながらペンシルベニア出身だと主張する。カン・ドンウォンが楽しんでいる様子が一目でわかる。『群盗:民乱の時代』のスリル満点なアクション、『黒い司祭たち』で紳士なジェントルマンに変身して一瞬忘れていたが、この男は『彼女を信じないでください』で唐辛子をかじりながら笑いをとり、『チョン・ウチ 時空道士』では不思議キャラの道士を演じて笑いを担当した。カン・ドンウォンの仕組まれた"色気"に魅了されない人がいるだろうか。

Q.カン・ドンウォンが腹をくくって誘惑していた気がしたが?

初めからそんなキャラクターだった。チウォン自身の演技にもう少し夢中になる感じを加えた。本来、女性に会うたびにウインクするという設定はなかった。撮ってみると面白かったので、そうすることにした。銀行員の女性にもウィンクして、秘書にも、更にはハナ(シン・ソユル)の母親にも色目を使った。

Q.やってみてどうだったか?

恥ずかしかった。初対面の人に会ってすぐに変なことをするからきまりが悪かった。具体的には、外国人の仕草を真似した。初めて会う女性にアピールする時、ずっと目を見つめてニッコリと笑うんだ。それが面白くて、見よう見まねでやってみた。

Q.映画を見て、どうしてカン・ドンウォンは今頃この役に会ったのかという気がした。

初めてだ。こんなに軽々しいキャラは初めてオファーが来たと思う。困惑したわけではない。ただ、シナリオを読んだら面白くて、チウォンという役がとても笑えた。やってみる価値はあると思った。最初は大変だった。こんなにずうずうしい役を演じたことがなかったから。役のイメージは浮かんでいたが、それを表現するのが難しかった。僕もチウォンのようなふてぶてしさが無いわけではない。歳を取るとそういう部分が出てくるようだ。ちょっとずうずうしくなる。
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