"恋愛の女王"と呼ぶのに相応しい女優キム・ハヌルと、ソウルのあるカフェでインタビューを行った。3月に1歳年上の恋人と結婚を控えているが、彼女は2年ぶりの映画復帰に対して「早く撮影したい」と情熱的な姿勢を見せた。

キム・ハヌルは、1月7日に公開予定の映画『私を忘れないで』の中で、交通事故で10年間の記憶を失ってしまったソグォン(チョン・ウソン)の前に現れた女性ジニョンを演じる。記憶を失ってしまった男性の苦痛と混乱を傍で感じ、キム・ハヌルは泣いて、また泣き続けた。彼女は「今まで演じてきた恋愛映画とは雰囲気自体が違う作品」だと評価するほど新鮮なシナリオに魅力を感じ、撮影に参加していた。

いくつかのシーンでは、キム・ハヌル自身のノウハウに基づいたアイデアを提供した。実際に感情的なシーンのセリフも、彼女の意見で変更した部分もあった。彼女は夜中3時にイ・ユンジョン監督へ電話をかけ、ふと思いついたアイデアを伝えたりもした。

それでも、2年間のブランクがあるキム・ハヌルにとって『私を忘れないで』の初撮影は、かなりのプレッシャーだった。キム・ハヌルの初撮影は、予告編にも登場する、病院でチョン・ウソンを見つめながら涙を流すシーンだった。