あらすじ
暴力をふるう父親から逃れようと、ガンチル(チョン・ウソン)は兄(子役/チョンドゥン)とともに逃走するのだが、その途中で兄が交通事故に巻き込まれて他界。たった一人の兄を失って、次第に道を踏み外すようになる。
ついには、素行が悪い友人の計略にひっかかり、殺人の罪までなすりつけられてしまうガンチル。
濡れ衣を晴らせぬまま刑務所に収監され、長い時を刑務所の中で過ごすことになる。
刑務所で出会ったのは、自身を"天使"だと信じてやまない男グクス(キム・ボム)。
かわいらしい容貌に未来を予知する能力までもったグクスは、彼の母親が生前に残した遺言「人を救う天使」になることを目指して、ガンチルを守ろうと必死だ。
生きる気力をもたず、人生にひとかけらの希望すらも見い出せないガンチルを、グクスは一時帰宅の許可が出たからと外へ誘う。
外に出て、獣医のジナ(ハン・ジミン)と惹かれあうようになったガンチルは、現実では考えられない数々の出来事を体験しながら少しずつ外の世界に目を向けるようになる。
ガンチルが殺したとされている男が、ジナの叔父だったという事実は知らないまま…。
※「Padam Padam(パダムパダム)」(仏・副詞):とても驚いたり、不安になり、胸が高鳴る様子