あらすじ
裕福ではなくても、明るくつつましく生きる女性コ・ウンニム(チョン・ウンチェ)。
優れた頭脳に財力、外見をもちながら、大人になりきれないイ・セイン(ジェイ)。
好きな人だけを見つめて一直線に突っ走るホン・ジュミ(ユン・アジョン)。
彼らには、個性豊かな両親に兄弟、親族がいる。
ウンニムの家には、80歳を越えてもお姫様扱いが抜けない曾祖母(キム・ヨンオク)から、大黒柱の祖母マルナム(パン・ヒョジョン)、それに養子のようにウンニム家で暮らすジンスク(ナ・ヨンヒ)とその息子ジュニョン(チェ・ミンソン)がいる。
年頃のジュニョンをのぞけば、住人の全員が女性。20代から80代まで、世代も生きてきた境遇もてんでバラバラだ。
ウンニム家に比べて裕福なセイン家はというと、有機農業の業界で会長をつとめる祖父(キム・ソンギョン)を筆頭に、ジンスクに思いを寄せる叔父ソンジュ(キム・ビョンセ)、妻に頭が上がらない父(イ・ヒド)、セインに企業の後を継がせようと画策する母(ヤン・ヒギョン)、傍若無人な妹セラ(ユ・ソヨン)と、こちらも一筋縄ではいかない。
セインに首ったけのジュミはというと、品と教養がある母(イ・ヘスク)に家庭的な父(カン・ナムギル)、できた姉にストレスを感じる妹ユンミ(カン・ソラ)、姉のようにはならないと幼心に悟る末っ子ジン(チェ・ウォノン)、独身の叔父(チェ・ジェウォン)、という構成だ。
祖母、曾祖母と暮らすウンニムの願いは、玉の輿や金持ちになることではない。
「尊敬するおばあちゃんをタクシーに乗せてあげること」
ささやかな夢を見ては希望を抱き、こつこつとお金を貯めている。
そんないじらしいウンニムの影響を受けて、根っからのお坊ちゃまセインは自分の幸せとは何か、それを手にするにはどうしたらいいのか考えるようになる。
もちろん、セイン一筋のジュミにとってはおもしろくない。
3人は家族を巻き込んでさまざまな壁にぶち当たる。
再婚に対する恐れ、老後の恐れ、交差する母親の愛情。
お金でも血縁でもない、この世で一番大切なものを三家族の女性たちが伝える!