あらすじ
高句麗第18代の王、故国壌王の次男タムドク(イ・テゴン)は、王室と国の平和を守るため、王子としての贅沢を辞して北方領土の境にある遼東城警戒にまい進していた。
その頃、中国制覇の野望を抱いている敵国、後燕※1の皇帝は、後方からの攻撃を前もって防ぐべく太子モヨン・ボ(イム・ホ)に高句麗征伐の指示を出していた。
独自で行動していたタムドクは後燕軍に捕まってしまうのだが、隠れていた部下ヤギョン(イ・イネ)の活躍により脱出に成功し、さらにモヨン・ボまで捕えて遼東城へと帰還する。
後燕の攻撃を振り切った功績により国民の間でタムドクの人気が急騰すると、王位継承に問題が生じてはいけないと国相ケヨンス(チェ・ドンジュン)は次男タムドクを警戒する。
幼少の頃からタムドクを兄のように慕っていたケヨンスの愛娘ドヨン(オ・ジウン)は、父とタムドクの対立に心を痛める。
タムドクは数々の逆境を乗り越え、王位を継承することができるのか。タムドクとドヨンの思いが行き着く果ては…?
高句麗の国力が最も強かったとされるこの時期。領土を拡大させ、現代でも"王のなかの王"と称えられる広開土大王の苦難と成功が描かれる!
※1後燕(フヨン):384年から409年まで満州一帯に存在した中国の地方国のひとつ