あらすじ
母親に捨てられ、父親まで亡くして孤児となったチャン・ミリ(イ・ダヘ)は、日本に養子縁組をされて幼少時代を日本で過ごした。
賭博に溺れた養父の代わりに血がにじむような苦労をして借金を返済したミリは、完済と同時に逃げるように韓国へと戻った。
しかし、ビザがないミリは数日で韓国を発たなければならない身。職に就いてビザを発給してもらいたいところだが、高卒という学歴が足を引っ張り、ことごとく面接に落ちてしまう。
どうしようもない焦燥感を覚えていた頃、面接官に迫られてそれを断ると、かえってミリが男性を誘惑したと罪をなすりつけられてしまう。
がむしゃらに飛び出した先で出会ったのがチャン・ミョンフン(キム・スンウ)だ。
韓国屈指のホテル経営者の一人娘と結婚して総支配人の座に就いた男。
心配して車から降りて駆け寄ったミョンフンが、ミリの博多弁を耳にしたことから事態は急展開を見せる。
ホテルの業務を手伝わないかというミョンフンの提案に、正社員にしてほしいと切り出すミリ。しぶるミョンフンだったが、ミリの口から出た「東京大学出身」という言葉を真に受けて、採用を決定する。
騙そうと思って言い放った言葉ではなかった。
偶然が偶然を呼んだのだが、すがるものがないミリは何としてでもこのチャンスを逃すことができず、同じく孤児院出身のヒジュ(カン・ヘジョン)の証明証を偽造してまで、嘘を重ねて乗り切る。
一方、美しいが利己的な義母と優秀で心が広い父のもとで育った御曹司ソン・ユヒョン(パク・ユチョン)は、偶然出会ったミリに心惹かれていくのだが…。
お金も学歴もないミリが、ひとつの嘘によって変貌し、周囲もまた見違えるように彼女に対する接し方を変えた。
騙される奴が悪い。
そう気付いたミリは、条件がそろった男性を手中にし、親友を裏切り、さらに強くなろうと決意する。
果たしてミリは真の幸せを、愛を手に入れることができるのか!?