あらすじ
多いといえば多いし、少ないといえば少ない。
別れた元彼氏に貸したお金350万ウォン。
恋人なし、仕事もなし、預金まで底をついたヒス(チョン・ドヨン)は、突然そのことを思い出して決心する。
ある晴れた土曜日の朝、ヒスは競馬場へと向かい標的を探す。
標的の男はビョンウン(ハ・ジョンウ)。
ヒスと別れたあと他の女性と結婚するも2ヶ月で離婚し、あれこれ事業に手を出したせいで借金がかさみ家賃まで払えなくなった男だ。
キョロキョロとあたりを見回して、ヒスはビョンウンを探し出す。
「ちょっと、お金返しなさいよ」
呆気に取られるビョンウンだが、能天気で明るい性格は変わっておらず、ヒスにお金を返すために知人の女性に片っ端から連絡してお金を借りる。
目的地へはヒスが運転して連れていくというのだから意味がわからない。
明るくて優しい彼を好きだったヒスだが、今はとにかく信用ならない。今は債権者と債務者の関係なのだ。
そうして2人はお金を返す、返してもらうという名目で一日中駆け回るのだが、日が落ちるにつれて2人のわだかまりが解け出して…。