あらすじ
10年ぶりに国に戻った百済の第4王子ヨグ(カム・ウソン)は、国境地域で高句麗との戦いに遭遇し、高句麗の故国原王(イ・ジョンウォン)に傷を負わせる。
功を立てたにも関わらず父のビリュ王※1からたしなめられ、落ち込んで外をさまよっていたときに、10年ぶりにヨファ(キム・ジス)と再会する。
ヨファはビリュ王に王位を奪われたブヨジュン(ハン・ジニ)の娘であるため、父の王位を簒奪したビリュ王を仇と思っているのだが、思いとは裏腹にヨグに対する恋心が募り戸惑う。
やがて、百済の旧領土であった帯方古土※2を巡って百済と高句麗の会談が行われ、ヨグはビリュ王から追放命令を受けて百済を後にする。
しかし、その会談の裏に高句麗の陰謀があることを知り、ヨグは急いで会談場へと向かう。
脱出に成功したビリュ王は高句麗から帯方古土を奪還するように命じて百済が勝利をおさめるのだが、ヨグらは高句麗の捕虜になってしまう。
王位継承を巡って腹違いの王子が競い合い、王位復権を狙う真の王位継承者ブヨジュンとブヨジュンの養子ヘゴン(イ・ジフン)によって政局は混乱を極める。
ヨグはこの混乱を治め、強大な百済を再建し統治することができるのか。そしてヨファとの恋の行方は?
古代韓国の三国時代、高句麗・新羅としのぎを削りながら、中国の遼西※3地方まで進出して百済の黄金時代を開いた近肖古王※4の一代記!
※1)ビリュ王:百済の第12代国王
※2)帯方古土(テバンコト):現在の北朝鮮の黄海道地域
※3)遼西:中国の遼寧省西部地域、錦州、朝陽、阜新一帯。
※4)近肖古王(クンチョゴワン):百済の第13代国王