あらすじ
ニューヨークの刑務所で4年間服役した男`ビンゴ'は、収監生活の間に妻に二通の手紙を送った。一通目の手紙には自分を忘れろと書いた。そして3年半が流れて仮釈放が決定された時、二通目の手紙を書いた。もし自分を許してまた受け入れてくれる気があるなら、村の入口の古いクヌギの木に黄色いハンカチを結んでおいてくれと…。木は、いちめんの黄色いハンカチで波のように覆われていた。20枚、30枚、いや数百枚が風の中に歓迎の旗として波打っていた。
ここで黄色いハンカチが意味することは、待つこととお許しである。クヌギの木の枝ごとに葉のようにぶら下げられたハンカチ一枚一枚は、妻が一人きりで待ちながら過ごした日々で、`長い年月待たされたけれどあなたを許す'と言う歓迎のメッセージでもある。待つこととお許しを受け入れられる力は愛から来る。そして愛は、待つことと許しの過程を経てようやく結ばれる。このドラマは、若者達の愛と裏切りと許しの物語を通して、愛の道を探す旅程を描き、待つことと許しでようやく完成される本当の愛の価値を振り返ることができる。