あらすじ
1999年春、ヨンホ(ソル・ギョング)は初恋の相手スニム(ムン・ソリ)との思い出を振り返りながら線路の上に立って叫んだ。
「あの頃に帰るんだ!!」
3日前、久しぶりにスニムに巡りあったヨンホは、意識不明になったスニムの前でペパーミント味のキャンディーを持って号泣する。
1994年夏。
家具屋を営んでいたヨンホは女性従業員と関係を持ち、ヨンホの妻であるホンジャ(キム・ヨジン)も自動車教習所の講師と浮気していた。前職が刑事のヨンホは、ある日自分が過去に拷問した人物に遭遇してつぶやく。
『人生は美しい』
時はさらに遡り、1987年春。
刑事のヨンホは人生に飽き飽きしていた。妻のホンジャは出産を控える妊婦だったが、ホンジャを愛していないヨンホは風俗店で女性を抱きながらスニムの名前を呼んで嗚咽していた。
1984年秋。
新入り刑事のヨンホは、先輩刑事の過激な暴力により自分の内面に潜んでいた暴力を好む性向が露出し、スニムに向けられた純粋な思いとぶつかり合ってスニムをつき離してしまう。
1980年5月。
入隊したばかりの新兵ヨンホは、スニムとすれ違いどこかに連れていかれるのだが…。
激しく変動する社会が、純粋な青年を変えてしまった—。
韓国で大ヒットした感動の名作!