あらすじ
1592年、文禄の役が勃発する直前の朝鮮—。
ファン・ジョンハク(ファン・ジョンミン)とイ・モンハク(チャ・スンウォン)は、平等な世界を夢見て「大同契(テドンゲ)」※を結成し、官軍の代わりに日本軍と戦った。
しかし、朝廷は彼らを謀反者とみなし、「大同契」を解散させた。
その後、ジョンハクは放浪し、モンハクは「大同契」の首長となった。
王族出身のモンハクは、腐りきった世界を一掃して自らが王にのしあがろうと野望を抱き、友人はもちろんのこと、恋人のペクチ(ハン・ジヘ)まで捨てて、本格的に反乱を企てる。
かつて同志であったモンハクが反乱の道に進んだと知った盲人の剣客ジョンハクは、彼の決心を変えるためにモンハクを追う。
15万の日本兵はすぐに漢陽まで侵攻しており、王は国を捨てて王宮を去り、朝鮮王朝は絶対絶命の危機に陥っていた。
砲火に満たされた王宮で出会ったモンハクとジョンハクは最後の対決を始めるのだが…。
※大同契(テドンゲ):1589年、国家・君主に背いてつくられた謀反団体。李王朝を追い払うことを目的とし、団体に属した者の武術を鍛え、日本兵と戦った。