あらすじ
かつて三国(高句麗、百済、新羅)時代と呼ばれた、西暦576年。
新羅のチヌン王(イ・スンジェ)が死去すると、権力は彼の側室であるミシル(コ・ヒョンジョン)に掌握された。
ミシルは、チヌン王の遺言を無視して、チヌン王の次男クンリュン(イム・ホ)をチンジ王として擁立した。
チンジ王と結婚し皇后になることを企むミシルだが、彼に断られると、軍隊を動員して殺してしまう。
後を継いだのは、チヌン王の孫であるチンピョン王(チョ・ミンギ)。
ミシルはチョンピョン王と結婚するために、チンピョン王の妻マヤ婦人(ユン・ユソン)まで追放して殺す。
しかし、ミシルを皇后に擁立しようとする会議が王宮内で進んでいたとき、死んだと思われたマヤ婦人が生還し、ミシルの陰謀は失敗におわる。
マヤ婦人はチンピョン王の子供を宿していた。
子供が双子だと知ったチンピョン王は、「女の双子が産まれると王家に男が産まれない」との予言通り、長女チョンミョン(パク・イェジン)を残して、次女トクマン(イ・ヨウォン)は侍女にあずけて遠くに避難させた。
10年後、ミシルの命令を受けて、チンピョン王の次女を捕まえるため中国をさまよっていた護衛武士のチルスク(アン・ギルカン)は、ある少女に出会う。
その少女こそ、チンピョン王の次女トクマンだった。
チルスクが自分を捕らえにきたと知ったトクマンは侍女と共に逃げるのだが、途中で侍女は命を落としてしまう。
自身の隠された生い立ちを知る人物に出会いながら、トクマンは自分の運命に気づいていく…。