あらすじ
高句麗を建国した朱蒙が亡くなり、息子のユリ王子(チョン・ジニョン)が王を継承した。
外部からは扶余(プヨ)の絶え間ない攻撃にあい、内部では王の座を奪おうとする沸流部(ピリュブ)の圧力で政局は混乱していた。
そんな時、ユリ王の息子が誕生した。
だが、ユリ王は手放しで喜べなかった。
高句麗の強力な王権確立のため、王は生まれてきた息子を殺さねばならなかったのだ。
結局、ユリ王は息子を殺すことができず、ヘミョン太子(イ・ジョンウォン)に息子を捨てるよう命ずる。
ユリ王は、この世で死んだ者として生きなければならない息子に、熱い血と心がないという意味から無恤(ムヒュル:ソン・イルグク)という名前をつける。
ヘミョン太子は、前王・朱蒙の帝室壁画を描くヘアブ(オ・ユナ)に、無恤を育てるよう頼む。
自分の身分など何も知らない無恤は、壁画家として育っていく。
だが、無恤の心はいつも広い大陸に向かい、外の世界に出ることを願っていた。
ヘアブは無恤に壁画の仕事が向いてないと気づき、無恤をヘミョン太子のもとに戻し、ヘミョンは無恤を壮健な男にするため、厳しい訓練を受けさせる。
訓練中、無恤は大きなミスを犯す。
高句麗の国境を越えて扶余(プヨ)に入り込んでしまい、スパイとみなされて酷い拷問を受けたのだ。
扶余(プヨ)に捕らえられた無恤を助けるため、ヘミョンは命を懸けて救出作戦を行うが…。