作品ガイド

「私は死んでも故郷に戻るから」

あなたがここで咲きませんように。

一種の事故だった。2011年、平壌市民キム・リョンヒさんは病の肝臓治療のために中国の親戚の家を訪問したが、思ったよりも高額な治療費に食堂で働いていたところ韓国に渡り金を稼げというブローカーの言葉に騙され、北朝鮮のパスポートを奪われてしまった。

脱北しないとしても既に手遅れ。韓国に入国してすぐに北朝鮮に送ってほしいと要請したが、国家保安局は無理やり韓国市民に作り上げた。

リョンヒさんはどうにか北朝鮮に戻ろうとするが失敗ばかり繰り返し…

「北朝鮮に戻れる日が来るでしょう。私たちみんなで大同江のほとりで花が咲くその日が…」