あらすじ
2032年、人類の無関心と自身の利益だけを追及する権力者たちの利己心により地球は気候大災害を迎えることになる。
地球温暖化により生態系が破壊され、異常気温により冬と夏が交差する気候災害が発生する。しかも1日に何度もオゾン危険警報と二酸化炭素危険警報が鳴る状況だ。
人類はこれ以上、自然の力を借りずには生存できない手前で、貪欲な権力者たちは食糧を主導する事業を掌握し、権力を享受する。
そうして世界は2032年から時が止まったようにこれ以上発展することはできず、人類は生存をかけた死闘を繰り広げるだけだった。
生存のための基本権さえ剥奪されると民心は沸き始める。これに危機感を覚えた権力者たちは対策を考えなくてはならなく、心を静めるために気候庁という前代未聞の行政部署を新設する。
その後、環境部傘下の気候変動研究所が気候危機を克服するための対策作りのための重責を担うことになる。
10年前、ある研究員の報告書を通じて解決策を見つけ、希望を抱くが…