あらすじ 「…この感情は何でしょうか?」 済州島で生まれ育った40歳の詩人は、詩を書く才能も、食べていく金も、さらには情も持ち合わせていなかった。 そして詩人のそばには、無能な夫をいじめながらも誰より彼を大切にし、愛している妻がいた。 厳しい現実でも詩を書かなくてはいけない理由は何かを、毎日悩む詩人と、子供を授かることを切に望む妻の前にある日、少年が一人現れ、詩人はよくわからない感情にさいなまれる… 「なぜか、あの人のことを思い出すんです」