あらすじ
韓国人で初めてショパン国際ピアノコンクールで“1位なしの2位”として入賞した有名ピアニストのジュニョン(キム・ミンジェ)。
彼は裕福ではない家庭で育ち、やっとのことで音楽の専攻ができる中学に進学した。だが、気弱な父が借金の保証人にばかりなってしまうがゆえ、ピアノを諦めなくてはいけない状況に。そんな時、偶然大企業・ギョンフグループからの奨学金をもらえる機会が訪れ、彼はピアノを続けられることとなった。
だが実は、この奨学金にはギョンフグループの会長であるムンスク(イェ・スジョン)の娘が事故死したことによる補償金が充てられていて…。その事実を知ったジュニョンは、ムンスクに残された母のいない孫娘のジョンギョン(パク・ジヒョン)と出会い、ヒョノ(キム・ソンチョル)と3人で友達として過ごすこととなった。そして次第に、ジョンギョンに恋愛感情を持つように。
だがそれはヒョノも同じで、ヒョノのジョンギョンに対する思いを知ったジュニョンは、自分の気持ちを消して、諦める事に…。
一方、4浪の末にバイオリン専攻の音大生となったソンア(パク・ウンビン)は、念願の音大生になったものの、現実は上手くいかず、周りとの実力の差、そして自分の才能のなさをつきつけられる。
そんなソンアも幼馴染のドンユン(イ・ユジン)に片思いしていた。
ソンアが音大に行くと言い出した時も、いつも一番に応援してくれたドンユン。
だがドンユンは、ソンアの親友であるミンソン(ペ・ダビン)の元恋人であり、ミンソンは別れた今でもドンユンの事を想っていた…。
ある日、ジュニョンがジョンギョンの事を想いながら弾いた「トロイメライ」という曲を偶然聞いたソンアの目には、涙が溢れていた。
そうして出会ったドンユンとソンア。
お互い友情と恋愛の狭間に悩み、苦しむ2人だったが…。