あらすじ
この世に存在する妖怪を退治し、何百年もそのままの姿で存在している九尾狐イ・ヨン(イ・ドンウク)。
彼は21年前、ある少女を助けたことがあった。
夜の道を車で走っていたその少女と両親は、突然謎の事故に遭う。車の外に出た少女は、車の中にいたはずの両親がぴんぴんした姿で車の外にいるのを見て、悲鳴を上げ意識を失ってしまった。
目を覚ますと、そこは自分の家。
事故に遭ったはずなのに、なぜか普通の生活を送っている両親を見て違和感を感じた少女は、その父と母が本物ではなく偽物であると勘づいた!
そして正体を明かした妖怪に驚き、部屋に逃げた少女。すると目の前に、九尾狐イ・ヨンが現れたのだ。
イ・ヨンは少女を助け、記憶から今回のことを消した…。
それから21年後。
現在も妖怪を退治しているイ・ヨンは、結婚式場にいた。
綺麗な姿をした、そこで結婚式を挙げる予定だった新婦。彼女が実は妖怪で…そのまま生きさせてほしいと願うも、イ・ヨンは犯した罪を見過ごせないと、葬るのだった。
新郎の記憶からは新婦のことを消し去ったイ・ヨン。だが、突然姿を消した新婦に、疑問を抱いた者がいた。
それは、21年前にイ・ヨンが救った少女ナム・ジア(チョ・ボア)。
テレビ局のPDとして働いている彼女は、花嫁のドレスに狐の毛がついていることを発見し、花嫁失踪の謎を解き明かそうとしていくのだが…。