あらすじ
1962年の仁川。
小学生のユン・スイン(ユ・ウンミ)は、妹のジョンイン(ハン・ソジン)と母親スノク(パク・ヒョンスク)と共に、慎ましく暮らしていた。
男児選好だった時代であったため、スインの父親であるドンチョル(イ・デヨン)は、男児を産んでくれた愛人のヨンソン(イ・ヒョンギョン)の家で、その息子ミンジェ(キム・テユル)と3人で暮らしていた。それを見ても、女児しか儲けられなかったという罪から、黙っているしかない母スノク。ドンチョルが本家に返るのは、催事や正月の時だけだった…。
スインには、家柄にも美貌にも恵まれた同級生の友人セヨン(チョ・ヘジン)がいた。
時折、ドンチョルからミンジェの子守を任された時にセヨンも一緒に遊ぶことがあったのだが…ある日、事件が起こる。
常に学年1位、2位を争うライバルでもあった2人。スインに負けてばかりのセヨンは常に劣等感を抱えていた。
その劣等感から、セヨンは腹いせにミンジェを海で溺れさせ死に追いやったのだ…。だが、ミンジェが溺れているところを発見したスインは、自分のせいでミンジェが死んでしまったと、誤解をしてしまう!
弟を死なせてしまったという罪悪感を抱え、大人になったスイン(オ・スンア)。
ミンジェを死に追いやったことなど、なかったことのように成長したセヨン(ハン・ユイ)。
胸が裂けるような成長期を描く…。