あらすじ
法より拳が通じる世の中で、悲劇的な運命の中で出会った男女が、拳より愛を選んで希望を探して行くストーリー。兄のチェチョル(キム・クァンイル)の新人王戦の応援に駆け付けたユビン(シン・ミナ)は、体育館のトイレ前で偶然にハンセ(チュ・ジンモ)とでくわす。のらりくらりするハンセを見て不気味に見えるが、華麗な個人技で相手をKOさせるハンセを見ると感歎と共に、兄のユチョルがあんな選手と決勝戦でぶつかるのかと思い、警戒の視線を送る。新人王決勝戦、チェチョルは決意を固めて、ハンセを迎え運命のリングに上がる。チェチョルはハンセに急所をやられ、ハンセはもうグロッキーー状態であるチェチョルに決定的なカウンターを相次いで命中させてチェチョルを倒す。
ユビンは急いで駆けつけて来たが試合は終わっていて、兄が試合の途中に頭を殴られたことを知って泣きながら抱きつく。2年後..ユビンのプロテスト前日に、偶然ハンセの秘密を立ち聞きしたヘミは「決勝-ハンセ」と書かれた録画テープをユビンに送る。ビデオを見たユビンの顔は硬直していく。ハンセの秘密を、兄のチェチョルの死の現場を知るようになる。ビデオを見て硬直しているユビンの前にハンセが現われる。ハンセはユビンの肩を取って理由を教えようとするが、すでに固くなってしまったユビン。ユビンは感情を抑えられないままプロデビュー戦を行う。