あらすじ
小さい頃から、母の失踪や父からの虐待など不憫な環境で育ってきたガンス(チェ・テジュン)は自分の暗い人生に飽き飽きとしていた。
ある日、母探しを依頼していた興信所にお金だけをまくし取られ、怒り心頭のガンス。
そんな中でも廃紙回収でほんのわずかな収入を得ている父・ジョンマン(ウヒョン)の為に、父の好物である豚足を買って帰る。
だが、余命宣告を受けているジョンマンは体の痛みで食べる事ができず、それをガンスに伝える事もできず、豚足を勧めるガンスに冷たく接してしまう。
そんな父の様子を見たガンスは腹を立て、「幸せになりたいですか?」と書いてあるチラシを道で拾った事を思い出し、次の日そのチラシに書かれている研究所に尋ねていくのだった。
研究所でウ・ジェヒ博士(ベ・ヘソン)に会ったガンスは、ある薬物を脳に直接送り、脳を刺激する事で、幸せを感じる実験だとの説明を受ける。
だがもう1度、前のように戻れるか戻れないかはわからないというジェヒ博士の言葉に、ガンスは迷った末、同意書にサインはしなかった。
その夜、借金取りのファン・テボクの元に向かったガンスは、そこでテボクの愛人であるソニョン(チョン・スジン)に出会う。ソニョンもまた自分の人生に嫌気がさしていたのだ。
酒に酔ったソニョンをバイクで送っている途中、2人は交通事故に遭ってしまう。
病院で目が覚めたガンスだったが、そこはジェヒ博士の実験によって作り上げられた仮想世界で…。