あらすじ
ある日突然、初々しい20代の頃の初恋を夢で見た。先に亡くした妻は一度も出てこないのに、30年も前の初恋の人がなぜ今…。
「お前が出てくれればいいのに」
パク・ヒョソブ(ユ・ドングン)はただ、遺影に向かって嘆くのだった。
そしてここに、同じ夢を見た女性が1人。
ビルを所有する富豪イ・ミヨン(チャン・ミヒ)は、バツイチで、成人した一人息子と暮らしている。有り余った金で優雅なシングルライフを満喫している彼女もまた、ある日、ヒョソブと同じ夢を見るのだった…。
2人の思うことは同じ。
「どうして30年も前の初恋の人が、夢に出てくるのか?」
ヒョソブは、自分の命よりも大切な4人の子を育ててきた靴職人。子どもたちは全員、恋愛や就職、何かしらに問題を抱えており、一緒に暮らしていても、1人で過ごすことが多くなっていた。唯一嫁いでしまった次女ともなかなか会えず、次女と孫を恋しく思っているが、次女の嫁ぎ先である財閥一家から冷たく接され、孫にも会えない寂しい日々。
一方のミヨンは、自分の財産目当てに近づいてきた恋人の裏切りを知り、財産を全て捨て、住む町を出る事を決意。そして亡き父との思い出の詰まった町へと移ることとなるのだが…
その町がまさに、ヒョソブのいる町だったのだ。