あらすじ
父は司法試験の失敗から自殺。兄は未成年強姦殺人の罪で服役中。それから母は病んでしまい、重い精神病でこの世を去った…。
残された娘のジョンジュ(パク・ウンビン)には、強い意志があった。高校2年生の時、兄の罪の事実だけでも消してしまおうと、裁判所に掃除ボランティアとして忍び込み、兄の裁判記録の書類を盗み出した。どうしても、両親や兄の事情を認めたくなかったのだ。
しかし、その作戦は失敗に終わる。
そして、あるエリート判事からこう言葉をかけられた。
「それを捨てたところで罪はなくならない。あなたが判事になって、裁判でその罪を消せるくらいになってみなさい」
これこそ、ジョンジュが、韓国一のエリート判事になることを決意した瞬間だった。
そして現在…。
ジョンジュは司法試験に見事に合格し判事となったのだが…
早速、“問題”を起こしてしまう。
ある日、児童性犯罪によって裁判にかけられた被告人が、法廷で反省の色を全く見せない姿を見て、ジョンジュの正義感に火が…!
彼女は怒りを抑えることができず暴動を起こしてしまうのだが、その様子を撮影した動画がインターネット上に流出。正義を取り戻すためのその根性が、エリート判事どころか、空前絶後の“問題判事”の道を歩むこととなってしまったのだった。
しかし、そんなジョンジュに手を差し伸べてくれる存在があった。堅物判事、サ・ウィヒョン(ヨン・ウジン)だ。彼はジョンジュとぶつかり合いながらも、彼女が危機に陥るたびに救い出してくれ、ライバルのような、悪縁のような、そんな妙な関係に発展していき…。