あらすじ
料理に最適な温度があるように、恋愛にも最適な温度がある。
問題は、その温度が男女2人、同じでなければいけないということだ。時にはタイミングも重要で、もう少し早ければ、もしくは、もう少し遅ければ…。
女、イ・ヒョンス(ソ・ヒョンジン)は、愛とは自分自身の選択によるものだと考える作家志望のアラサー29歳。30歳はすぐそこだ。
男、オン・ジョンソン(ヤン・セジョン)は、フランスでシェフをしていた23歳。人から指図されることを嫌い、自ら人に指図することも嫌う。そんな彼だが、人々を料理で幸せにしたいという思いから、シェフの道へ進んだ。
2人が初めて出会ったのは、ランニングクラブ。ヒョンスは“まだまだ子ども”と、ジョンソンのことを気にも留めていなかった。
チームを組んで一緒に走った2人だったが、ヒョンスは慣れないランニングに遅れをとってしまう。それに気づいたジョンソンは、ヒョンスと一緒に走ることに。
その途中、雨が降ってきて、雨宿りをしていた時のことだった…
「僕と付き合いませんか?」
ジョンソンがヒョンスへ突然の告白をしたのだ。まだ出会って5時間後の出来事に、ヒョンスは冗談としか受け取れなかった。
“6歳も年下で、素性も分からない男なんて…”
この時は当たり前のように断ったヒョンスだったが、後々恋心を抱くことになる。だが、時はすでに遅し。そのころジョンソンは、フランスに帰ってしまっていたのだ。
これが、2人のすれ違いの恋愛の始まりだった。
“6歳も年下の子との恋愛なんて、周囲にどう思われるだろう”
“相手を幸せに出来る恋愛しかしない”
心の障壁に阻まれながらも、恋に落ちてゆくヒョンスとジョンソン。
果たして、タイミングを逃し続ける2人に、ハッピーエンドは訪れるのだろうか?