あらすじ
二人の出会いは地下鉄内。「私、変態に対してトラウマがあるの!」「僕はお尻なんて触ってないですって!」
警察に通報してくれと騒ぐこの女性はウン・ボンヒ(ナム・ジヒョン)。幼い頃、テコンドージュニア代表だったが、濡れ衣を着せられ選手の資格をはく奪されてしまった過去を持つ。あまりの悔しさに、周りをただ見返したいがために司法試験の勉強を始めたところ、見事合格。不可能を可能にするパワーを持つ活気あふれる女性だ。
一方、痴漢容疑をかけられてゲッソリしているのはノ・ジウク(チ・チャンウク)。血も涙もなく、自白率1位でありながら、弁護士が選ぶ最悪の検事ナンバー1のスーパーマン。昇進にも名声にも興味がなく、ただ定年まで現役で働き、法服を脱ぐことだけが彼の夢だった…ウン・ボンヒに出会うまでは。
痴漢騒ぎを起こしたその日の夜、憤るウン・ボンヒは偶然、交際中の彼氏チャン・ヒジュン(2PMチャンソン)の浮気現場を目撃してしまう。思わずその場から逃げだしたボンヒだったが、そこへ、身の潔白を証明するためにボンヒを探していたノ・ジウクと出くわす。
ボンヒに気付いて追いかけてきたチャン・ヒジュン。ボンヒは彼氏の突然の裏切りへのショックで驚きの行動に出てしまう。彼氏に見せつけるように、ノ・ジウクと共にタクシーに乗り込み、その場を去ったのだ。
結局彼氏からは「俺らは終わったな。お前には心底失望した」と告げられ、別れは確定…。翌日、失意の中司法研修院に辿り着いたボンヒは、驚きで目を見開いた。なんと検事見習いとなるボンヒの教育係として現れたのが、あのノ・ジウクだったのだ。
彼氏との破局の腹いせに、ジウクに悪態をつきまくるボンヒ。ジウクとの悪縁を呪ったりもしてみたが、本当の縁の始まりはここから…。
その日の夜、コンビニから帰ってきたウン・ボンヒはなんと、自宅で、彼氏チャン・ヒジュンの死体を発見する。死体を発見して慌てふためくボンヒ。彼女は何もしていないし何も知らない。ただ、このままでは容疑者となってしまうことは確実だ。
だが、彼女には味方がいた。“世界の誰もが信じてくれないとき、唯一歩み寄ってくれた人”。ノ・ジウクこそ、ボンヒのために自身を犠牲にするヒーローだったのだ!