あらすじ
『マンツーマン(原題)』。それは“MAN”VS“MAN”ではなく、“MAN”דMAN”の話。正義を信じるスパイ×慈愛に満ちたアクション俳優×才色兼備の女、人と人の交わりにより織りなされるのは…まるでジェットコースターのような爽快ロマンス×痛快アクションだ!
国家情報院のスパイは3種類に分けられる。個人情報が露出しているホワイト要員、露出していないブラック要員。そして、更に深く隠れた存在である、ゴースト要員。国家情報院内部でも、少数の上層部のみがその存在を認知するゴースト要員であるキム・ソル(パク・ヘジン)が、この物語の主人公だ。
今回キム・ソルに課されたミッション。それは「韓流スター、ヨ・ウングァンのボディガード」。
韓流スター、ヨ・ウングァン(パク・ソンウン)とはどんな人物か。イケメンでも、ワイルドでもない“バッドガイ韓流スター”という新しいジャンルを作り上げた悪役俳優。プライドが高い上に気性が荒くわがままなスターだが、彼の敏腕女マネージャーには、頭が上がらないようだ…。
ヨ・ウングァンのマネージャーを務めるのは、チャ・ドハ(キム・ミンジョン)。ヨ・ウングァンのファンクラブ会員出身だけあって仕事においては情熱的だが、単純でタフ、感情的な性格。ヨ・ウングァンの車中デートを発見し、フォークリフトで車ごと拘束して叱るという大胆な行動にでることも…。
一方、ミッションを遂行するために偽のパスポートを作り韓国に入国したキム・ソルは、予定通りヨ・ウングァンに接触。ミッションの一部である写真撮影を秘密裏に行った…はずだったのだが、マネージャーのチャ・ドハに発見され、カメラを奪われてしまう。
「これは何?」チャ・ドハの問いにキム・ソルが「おきれいだったので」と答えると、一瞬戸惑いを見せたチャ・ドハだったが、カメラ内の写真データを全削除すると、「次にやったら訴えますよ。容赦なく」と厳しく警告した。
更に、ヨ・ウングァンの尾行を行っていたキム・ソルだったが、これに再度チャ・ドハの目が光る。作戦は失敗かと思われたが、ここで機転を利かせるキム・ソル。チャ・ドハをたちまち制圧してみせ、側にいたヨ・ウングァンにこう告げる…。
「今日から私が、ヨ・ウングァンさんのボディガードを担当します」