あらすじ
人影少ない田舎、名前の分からない道端の花が咲く広道の先に、日本式の木材家屋がポツリと建っていた。昼はピアノの音が聞こえてくるような美しい家だが、闇が更けると耳障りな陰惨さを醸し始める。
ただならぬ空気が漂うその家には、大人でも子供でもない美しい2人の姉妹、スミ、スヨン、美しいが神経質な義理の母が共に暮らしていた。
ある日。その家族の怪談が始まる…。
スヨン、スミ姉妹がソウルから久しぶりに療養を終えて帰ってきた日。義理の母ウンジュは笑顔で歓迎するも、2人は母を敬遠するそぶりを見せる。
一緒に住むことになったその日から、家の中にはおかしな空気が漂い、家族らは幻覚を見たり、悪夢にうなされ始める。スミは、亡くなった母の代わりに父ムヒョンと妹スヨンを守ろうとするも、スヨンは常に怯えていた。
神経質なウンジュはそんな姉妹と常に争うようになり、父ムヒョンはそんな彼女らの不仲を見ても見ぬふり。
ウンジュは情緒不安定となっていき、スミが妹を守りながら彼女と争う日々。
そんな中、家のいたるところで怪異な出来事が連続で起こり始め…