あらすじ
時は16世紀初頭。ヨンサングン(チョン・ジニョン)は、子供の頃、母の愛に飢え、ゆがんでしまった狂気の暴君。旅芸人一座のリーダーとなったチャンセン(カム・ウソン)はコンギル(イ・ジュンギ)とともに上京する。そして王と愛妾のノクス(カン・ソンヨン)を皮肉った芝居が大いに受けるが、彼らは王を侮辱した罪で逮捕されてしまう。
チャンセンは王を笑わせてみせると宣言したものの、王はびくともしない。しかし、一目でコンギルの美しさに魅入られた王は、達者な演技に爆笑し、重臣の猛反対を押し切って彼らを宮廷に住まわせる。
宮廷に入った2人は重臣たちの不正を風刺した芝居を披露し王を楽しませるが、王に同調しない重臣たちは、不正があったということで罰を受ける破目になる。力強く巧みなチャンセンの芸と繊細で艶やかなコンギルの掛け合いは、ますます王を魅了していくが、彼らの芝居で母親の死の真相を知った王は、日に日に狂気に満ちた行動に走る。ノクスは王の心を奪ったコンギルへの恐るべき復讐を計画する。今や2人の芸人は悲劇的な運命に巻き込まれようとしていた。