あらすじ
町内唯一の中華料理店「中和楼」の前に、突然「阿房宮」という中華料理店ができ、町はざわつき始めた。この小さな町に中華料理店が2つある必要もないことはもっともとして、新たにできた「阿房宮」という店がどこか怪しかったからだ。
看板だけではなく、まぎれもなく巫女の家のような雰囲気に、印象の悪い主人、配達もできず、ジャージャー麺と肉まんがメニューの全ての肝っ玉「阿房宮」。何かありそうな「阿房宮」には、数日人の影すらなかった。
だが怪しいほどに、人の好奇心は膨らむもの。
うっかり「阿房宮」の一人目の客となってしまった八百屋によって、「阿房宮」の妙なジャージャーの味はたちまち噂となった。だが、客でごった返す「阿房宮」ジャージャー麺から人の指が発見され、「阿房宮」は人肉を使っているという噂が広まり始め、村を騒がしくした。それでも八百屋の力により、人肉の噂は落ち着き、人気の店となった「阿房宮」のせいで閑古鳥が鳴いていた「中和楼」のワン社長(キム・スンウ)は、「阿房宮」を監視するのだが…謎に包まれた「阿房宮」ホン社長の夜の外出は、特に怪しかった。
一方、町のあちこちでバラバラ遺体が発見され、警察は連続殺人犯を追跡し始める。バレバレの尾行と監視後、「阿房宮」で人肉を使っていると確信した「中和楼」ワン社長は、厨房長(パク・サンミョン)、出前配達のパルボンイ(イ・ボムス)と共に人肉を得るため騒動を起こすのだが…?!