あらすじ
30代初盤の三人の男のドラマ。
凶悪犯担当刑事のパク・ガンホ(キム・スンウ)は、妻を地下鉄火災事故で失った。被害者の遺族達と事件の真相糾明と責任者処罰、再発防止対策を要求して活動したが戻ってきたのは冷ややかな待遇だけだった。
本当に悪者なのはガンホが取り押さえるスリ、窃盗犯などの雑犯ではなく、多くの人々を殺しても誰一人責任を負わないこの社会。対策を立てるどころか黙殺しようとするこのシステム…。スリ、窃盗犯、暴力団を捕らえてもこの世の中は変わらない、そう悟ったガンホは、この国を出ようと決意する。資格も、能力も無いガンホがこの国を出る唯一の方法は投資移民のみ。そのために必要な金は少なくとも10億。
昼には刑事、夜は遊興業店の主人、片手間に保険の販売まで。10億を集めて何とか渡ったカナダ投資移民で移民詐欺に遭い全財産を潰してしまう。
刑事のパク・ガンホ、義理派のヤクザペク・ドング(ソン・ジル)、三流弁護士チョン・ヒョンソク(シン・ソンウ)。高校時代友達だった30代の3人男が自分達の不純な夢に向かって走る中で、不条理な世の中と正面衝突する。