あらすじ
漁師の父と、干潟で働く母。そして5人の子どもたち…。
1960年代の、誰もが辛くひもじかったそんな時代でも、彼らは幸せだった。
だがある日。雨脚の強まる中、漁に出ていた父を心配した母が海へ向かった。
家に残された5人の子どもたちは、ただひたすら、両親の帰りを待っていたのだが…。
海辺で倒れていたという母が家に運び込まれ、そのまま帰らぬ人に。
悲しみに暮れる子どもたちに、さらなる不運が…。
それは、父の遺体が打ち上げられたという知らせだった。
長女のキム・ヨンソン(ユン・ジョンヒ)は、家長として4人の兄妹を育て上げることに。
だが食べる物もなく、村人も飢えていた時代。彼ら5人を助けようとしてくれる人はおらず、頼りにしていた叔母からも冷たくあしらわれ、辛い日々を過ごす。
末っ子で、まだ乳飲み子のヨンジェが日に日に衰弱していき、ヨンソンは周りの大人から養子に出すよう勧められてしまい…。