あらすじ
ヤクザの世界から足を洗い、交際女性ミレ(ユ・イニョン)と共に小さなラーメン店を運営するスヒョン(チョン・ジョンミョン)。普通の人のように平凡に暮らしたかった彼の小さな夢は、兄弟のようなヤクザ時代の同期ジェピル(チェ・ジェウ)の最後の願いによって、一瞬で崩れ去った…。
誰かのために殺人の濡れ衣を着せられ刑務所行きとなったスヒョンは、復讐を心に決め脱獄の為に計画した自害によって警察病院に護送される。
一方、管轄区域で金を巻き上げながら酒浸りの生活をし、過去の“強力係刑事”という経歴なんぞどこへやらの暴れん坊ソンウ(パク・チュンフン)。潜伏捜査中、勤務地離脱という彼の決定的なミスでパートナーが命を失ってしまう事件が発生。懲戒解雇となった彼は同僚らから人間以下の扱いを受けた。
さらに人生の唯一の希望であった息子チョルスに臓器移植者が現れるも、手術費がない。パートナーの葬式に行ったソンウは偶然、脱出していたスヒョンの人質となる。
殉職手当をもらって息子の手術費を工面しようと心に決めていたソンウにとって、スヒョンはむしろ希望となった。だがスヒョンには、自分を殺さなければ同伴自殺でもしようじゃないかとかかってくるソンウが手にあまり、結局スヒョンは自身の濡れ衣を晴らしてくれる手助けをしてくれたら、必要な金はやると提案。
スヒョンの言葉を端から信じられはしなかったが、だからといってできることもない状況。ソンウは仕方なく48時間の同行を許諾する。
だがスヒョンを捕まえるために警察の包囲網が狭くなるにつれ、ソンウも人質ではない共犯として追われてしまい、正体不明の誰かが背後から2人を標的に段々と苦しめてきて…。