あらすじ
国家人権委員会が制作した、オムニバス映画。全州国際映画祭閉幕作。
segment 1 - 「Girl On The Run」
セマングムの海は埋まり陸地となり、走るのが好きなチャウンの所属する陸上部は解散となる。コーチは陸上部がある都心の学校に転校しようと提案するが、父はチャウンの転校を認めなかった。
フィリピン出身の継母は落ち込むチャウンを思ってソウルに出かけることを計画するのだが…
夢見る少女のロードムービー。
segment 2 - 「Relay」
登校時間、校門に立つ先生の目を避け、犬用キャリーバッグをこっそり搬入する学生たち。休み時間のたびにこっそりお世話をしていたのだが、それが人間の赤ん坊が入ったキャリーバッグであることが先生にバレ、赤ん坊を守るための大騒動が起こり…。
10代、未婚の母に対する悩みをウィットたっぷりに描いた作品。
segment 3 - 「U And Me」
ウエイトリフティング選手ソヨンとオーストラリア留学への準備中のチョルグは、中3のクラスメイト。彼らは自分の選んだ進路に不安になるも、両親は子どもたちの意思と関係なく彼らを励ますのみ。
自らに対する立場を決めなくてはいけない成長期の寂しさと混沌に対する物語。
segment 4 - 「Blue Birds On The Desk」
成績は学校1位のパク・ジンジュと、ビリのマ・ジンジュはよりにもよって同じクラス。勉強で悩みなどないように見えたパク・ジンジュだが、1位にならなくてはいけないという強迫観念から入院することになってしまい…。
1位と最下位、どちらが幸せで不幸なのかは分からないが、相反する2人のジンジュの悩みをミュージカル形式でさわやかに描く。
segment 5 - 「The Theory & Practice Theory Of Teenage Drama」
大統領選挙を前日に控えた午後、授業を終え子どもたちは再開発地域の野原を通りながらおしゃべりをしていた。自分たちの未来と、近所で亡くなったという女学生に対するとりとめのない話を脈絡なく話していた。すると、ビートボックスをする奇妙な女子学生が周りをうろつき始め…。
88万ウォン世代に対する、生きたモンタージュ。