あらすじ
“死を呼ぶ、幽霊列車”
1988年7月16日、ソウル発麗水行列車にて、死傷者が100人に達する歴史上初の列車事故が起こった。だが事故の原因が何なのか、誰が起こした事故なのかも明かされないまま、事故は迷宮入りに…。
それから16年の歳月が流れた今日、列車の最後の運航があった日を迎えた。
前が見えないくらいの暴雨の中、列車は運航を始める。スピードを上げて走っていた列車は、突然急停車。
10分後、列車は再び運転を再開するが、列車販売員ミソンは列車の空間に違和感を抱く。確かに少し前と同じ客室なのだが、ミソンの目には80年代の服装と髪型の乗客、縦書き新聞、そして1988年7月16日と綴られた新聞の日付が見え始める。
これは幻覚なのか?それとも現実なのか?
現実なら…もしこの信じられない状況が現実なら…私は今どこにいるのだろうか?
まもなくしてミソンは自身の目に見えるすべての事が他の人に見えていないことを知り、さらに恐怖に支配され始める。
もしかして…この列車は16年前のまさにあの時間、あの場所を通過したのではないか?
それなら…この列車は終着駅はどこなのだろうか…?